ネットスクールさんの167回(2024/12 時点から見て前々回)の予想問題にて
予算実績差異分析において、これまで出題パターンが無い良問があったので、解き方の考え方をまとめる。
その1:セールスミックス差異を、さらに細分化して分析するパターン
問題文
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問4までは、省略する。以下の図の +6,720 のセールスミックス差異 を Y-1,Y-2 に新たに提示される内訳を元に分析する。
ここで、予算(ボックス図で一番右の数量)の個数をどうするかが問題になる。
起点が、以下の図の、Y全体のセールスミックス差異の内訳分析となることから
起点は、210個 = 製品X,Yの実際販売総数 * 予算販売割合 1050 * 20% = 210個を利用する。
一番右側の予算の数量以外は、利用するのは実際販売数量と、予算、実績それぞれの販売割合
以下の図で解答可能となる。
その2:その1に加えて、変動販売費が、既に計算された加重平均単価であるとして
細分化し個々に計算すると、変動販売費価格差異、変動販売費販売数量差異 が結果として金額が変わるパターン
問題文
問題文前半で提示されている。製品Yの販売費は、900円である。
問題文に明記されているように、これはY-1,Y-2の予算上の加重平均単価
検算すると、 800*90% + 1800 * 10% = 900 円
そして、細分化した標準変動販売費は、Y-1 は、800円、Y-2が1800円である。
個別に計算すると、当然結果が変わってくる。
その点を問われている問題
以下の図のとおり、解答は合算して解答が必要
基本だが、費用系なので、内が予、外が実績。横線が長いパターンの図