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競馬AIを研究したら「全見送り」。わい、何を研究してたんや

競馬AIを育てて、ええ馬を見つけて、週末を楽しむ。わいの予定はそうやった。ところが、ある試作方式を検証したら、返ってきたのは対象870レース、購入0レース。全見送りや。脳内では競馬場へ向かっていたわい、研究室の入口で引き返すことになった。

「最新の研究では全レース見送り、つまり競馬やめろという元も子もない最適解になった」。これが今のわいのネタや。ただし、特定の試験方式・対象期間で買う条件を満たさなかったという話。すべての予想方式や、競馬そのものに結論が出たわけやない。今日は実戦成績の反省会ではなく、研究の制作日誌やで。

当てたい、から始まって、買い方まで悩み始めた

最初は馬の順位を予測するところから始めた。そこから能力を見るモデルと当日条件を見るモデルを組み合わせ、学習期間や予想の形、買う頭数を比べてきた。候補を広げれば当たる機会は増えるかもしれんけど、点数と金額も増える。強そうな馬を並べることと、収支がよくなることは同じやなかった。

以前は260%を超える研究数字に浮かれて、本番採用の申し送りまで作りかけたこともある。期間をそろえて比較し直したら、いったん待とうという話になった。仕事は早い。欲が先に走ると、判断まで早くなる。そんな反省もあって、今度は「どの馬か」だけやなく、「買うだけの根拠があるか」まで確かめ始めたんや。

確率を見直したら、出番がなくなった

今回取り上げる試作では、予想順位に価格情報も加え、当たる確率の見積もりが強気すぎないかを確認した。2025年10〜12月で補助側を学習し、2026年1〜3月で確率を補正。4〜6月で購入条件を選び、その条件を固定して7〜9月を調べた。以下は必要な価格などがそろった共通対象870Rの履歴シミュレーションや。

価格を考慮した試作の固定評価 結果
対象期間 2026年7〜9月
必要資料がそろった共通対象 870R
購入判定 0R
シミュレーション投資・収支 ともに0円
回収率 算出不能(購入なし)

購入していないから、回収率は0%でも100%でもなく算出不能。収支0円を「儲かる方法の完成」と呼ぶこともできへん。確率の過大な見積もりは改善した部分があるけど、そのことと利益を生む購入方式が成立したことは別。鹿の研究員は慎重になった。わいの週末の出番まで慎重に減らしてもうた。

これを「とにかく怖がらせすぎたから」と片付けるのも早い。今回の試験では安全余裕を外した場合でも、同じリスクの見方では購入条件を満たさなかった。結果が寂しいからといって、その場で条件を緩めて買うレースを作ることはしていない。

「90%前後が壁」は、わいの今の感触

いろいろ比べていると、回収率90%前後のところに壁があるように感じる。これは今の自分の研究に対する感触で、競馬AIの絶対上限を証明した数字やない。方式も対象期間も違う実験をまとめて平均したものでもない。「ここまでしか無理」と言い切るには、わいの研究はまだ途中や。

しかも今回使った人気や価格には、後日取得した確定情報が含まれる。発走前にその値で判断できた実運用とは違う。2026年も繰り返し見てきた期間やから、時系列を分けたからといって、初めて見る未来のテストに戻るわけやない。この距離感を忘れたら、また景気のええ数字に表彰台を用意してまう。

次は穴馬を探す。でも「穴なら儲かる」とは言わへん

そこで今は、モデルの評価と人気のずれに着目し、穴馬候補を軸にする方式を試作している。ただ、穴らしい馬を見つけることと、その馬を買って収支を残すことは別や。先行集計も、そのまま黒字の購入方式ができたという結果ではない。

穴軸用の補助モデルも初回検証まで進んだけど、事前に置いた選別条件を満たせず、購入方式として採用できた段階ではない。こちらは先ほどの870Rの価格研究とは別の試験。条件も母集団も混ぜず、次に何を確かめるかを考えているところや。

競馬AIと一緒に、わいの欲も調整中

わいは走る馬を選びたかったのに、研究のほうから「今日は座っとこか」と言われた気分や。でも、買う根拠が見つからなかった事実を残すのも研究。無理に成功談へ加工せず、予想の正確さ、価格、買い方、見送りを切り分けて進めたい。

AI競馬は無意味、という結末にはせえへん。もう完成した、とも言えへん。穴馬方式も研究中で、次の利益を約束できるものではない。今日も鹿の研究室で、モデルとわいの早とちりを調整中や。勝つAIを作るつもりが、まず買う前に立ち止まる練習が始まってもうた。

鹿と馬の研究日誌を動画で見る。以前の260%超に浮かれた制作日誌もどうぞ。今回の記事は研究経過の紹介で、当日の買い目追加や実際の競馬成績の総括ではありません。

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